トイレトレーニングが進みやすくなる!意外なコツ2選
気温が高い日が増えてきました。
薄着になり、洗濯物も乾きやすいこの時期は、2~3歳のお子さんがいるご家庭でトイレトレーニングを始める方も多いのではないでしょうか。
トイレトレーニングの基本としては、
・排せつの間隔が1時間以上あくようになってきたら、時間を決めてトイレに座ることを促してみる
・動きが止まる、足をモジモジさせる、足をクロスさせるなど、排尿のサインを見つけてトイレへ誘ってみる
・補助便座を用意する
・足台を用意する
といった方法がよく知られています。
これらはトイレトレーニングの基本であり、とても大切なポイントです。
今回は、そのような定番の方法に加えて、セラピストとしての経験の中で特に効果を感じた「意外なコツ」を2つご紹介します。
どちらも、トイレトレーニングがなかなか進まず、ご家族が困っていたお子さんに効果的だった方法です。基本を押さえたうえで、ぜひ試してみてください。
コツ① トイレを「みんなのお気に入りの場所」にする
家庭の中でのトイレは、やや暗かったり狭かったり、家の奥まった場所にあったりすることが多いものです。
お子さんによっては、「怖い場所」「汚い場所」というイメージを持っていることもあります。
補助便座に好きなキャラクターを選んだり、壁にポスターを貼ったりと工夫されているご家庭も多いでしょう。
もちろんそれも効果的ですが、私の経験上、特に有効だったのは「子どもだけでなく、家族全員にとってトイレをお気に入りの場所にすること」でした。
例えば、
・掃除をするときに真っ先にトイレへ向かい、丁寧に掃除する様子を見せる
・お花を買ったら、まずリビングではなくトイレに飾る
・家族それぞれの推し活グッズをトイレに飾る
・テーマパークで買った思い出のぬいぐるみをトイレに置く
といったことを実践していただきました。
すると、お子さんの中でトイレが「怖い場所」「避ける場所」ではなく、
「みんなが行きたがる場所」
「大切で特別な場所」
「気分が良くなる場所」
という認識に変わっていったのです。
その結果、保護者がトイレに誘ったときの拒否が減り、自分から喜んで行くようになったケースがありました。
コツ② トイレの話をポジティブにする
もう一つ効果的だったのが、家族みんなでトイレや排せつについて前向きな会話を増やすことです。
例えば、
「すっきりしたね」
「気持ちよかったね」
「お出かけ前にトイレに行ってえらい!」
「ママのお腹の調子が良いとパパもうれしいな」
「寝る前にトイレへ行ったんだね。安心して眠れるね」
など、排せつに関する話題を具体的にほめたり、日常的にポジティブに扱ってもらいました。
また、
「トイレ行ってきます!」
「いってらっしゃい!」
というやり取りを家族みんなで明るく行ってもらうこともありました。
すると、お子さん自身が
「トイレに行くと、みんなが喜んでくれる」
「トイレに行くことは良いことなんだ」
と学習し、自分から「トイレ行ってきます!」と言って向かうようになったケースもありました。
家族からのポジティブな注目が、お子さんの意欲につながったのだと思います。
大切なのはプレッシャーを減らすこと
今回ご紹介した2つのコツに共通しているのは、お子さんにとって「トイレトレーニングをさせられている」というプレッシャーが少ないことです。
トイレが楽しい場所であり、排せつという行為が家族から温かく受け止められ、前向きな注目を得られるものになる。
その環境づくりが、お子さんにとってトイレを魅力的なものに変えてくれるのかもしれません。
最後に
トイレトレーニングが始まると、最初は失敗が続くことも珍しくありません。
そんなときは、まず「トイレへ行けたこと」そのものを具体的に褒めてあげてください。
たとえ排せつが成功しなくても、
・ズボンやパンツを上げ下げする
・トイレの水を流す
・手を洗う
・手を拭く
といった一連の流れを経験すること自体が、身辺自立に向けた大切な練習になります。
決して無駄な時間や労力ではありません。
焦らず、お子さんのペースを大切にしながら、楽しく前向きにトイレトレーニングを進めていけると良いですね。
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