梅雨のシーズンに知っておきたい!子どもへの傘の教え方と安全な使い方
梅雨のシーズンになりましたね。
これからは、お子さんと一緒に傘を使う場面も増えてくるのではないでしょうか。
大人にとって傘は何気なく使う身近な道具ですが、実は子どもにとっては意外と扱いが難しいものです。開く、閉じる、持ち歩く、差す。どれも一つひとつ練習が必要な動作なんです。
私は前職で障害児療育に携わっていました。その経験から感じるのは、傘はただ開け閉めの技術を教えるだけではなく、最初からマナーも一緒に教えることが大切だということです。
安全な使い方や周りへの配慮をセットで伝えることで、自分も周囲の人も気持ちよく傘を使えるようになります。
まずは子どもに合った傘を選ぼう
傘の練習を始めるときは、お子さんの身長に合ったサイズの傘を選びましょう。
また、ボタンを押して開くジャンプ傘は、閉じるときに上部のはじきを操作する必要がないため、子どもでも比較的扱いやすいと感じます。
傘を開くときに教えたいこと
傘を開くときは、石突を下に向けて開くことを教えたいですね。
持ち方としては、
- 利き手ではない方の手でハンドルを持つ
- 利き手でベルトを外す
- ボタンを押して開く
という流れがおすすめです。
そして何より大切なのが、「人がいない方向に向かって開くこと」。
傘が急に開くと周りの人に当たる危険があるので、毎回確認する習慣をつけておきたいですね。
傘を閉じるときも安全第一
閉じるときも、
- 利き手ではない方の手でハンドルを持つ
- 人がいない方向へ石突を向ける
- カチッと音がするまでしっかり閉じる
という流れで行います。
閉じるときも周囲への配慮を忘れないことが大切です。
水切りと傘を束ねる練習
雨の日に意外と難しいのが水切りです。
水を切るときは石突を下に向け、周りに水が飛び散らないように小さくバサバサと開閉します。
その後は、
- 利き手でハンドルを持つ
- 利き手ではない方の手でベルトを持つ
- 利き手でハンドルを回して傘を束ねる
- 最後にベルトを留める
という流れでまとめます。
ここも繰り返し練習すると少しずつ上達していきます。
傘の差し方の練習
初めて傘を差すお子さんには、傘を持っている手と同じ側の肩に中棒を当てて差す方法がおすすめです。
この方法だと傘の位置が安定しやすく、持ちやすくなります。
もし傘が左右にふらついたり、後ろに傾きすぎたりする場合は、大人が石突を軽く持って正しい位置を教えてあげると分かりやすいですよ。
練習は雨の日にいきなり行うのではなく、まずは屋根のある場所や晴れた日に行うと安心です。
実は一番大切かもしれない「閉じた傘の持ち方」
傘の練習で特に大切だと思うのが、閉じた傘の持ち方です。
傘によるトラブルは意外と多く、自分や周りの人のけがにつながることもあります。
よく見かけるのが、傘を地面と水平に近い状態で持っている姿です。
この持ち方だと、石突や先端が人や物に当たりやすくなってしまいます。
おすすめは、
- ハンドルを持つ
- 傘が地面に対してほぼ垂直になるように持つ
- 自分の体の前に傘が来るように持つ
という持ち方です。
安全のためにも、ぜひ最初から身につけておきたい習慣です。
バスや電車での傘マナーも教えたい
公共交通機関を利用するときは、
- 乗る前に傘を閉じる
- 水を切る
- 束ねてから乗る
ことを教えたいですね。
もし車内で束ねる場合は、
- 水切りはしない
- 石突を下に向けて束ねる
- 濡れた傘が周りの人に当たらないよう体の近くで持つ
ということも一緒に伝えられると良いと思います。
人とすれ違うときのコツ
傘を差したまま歩いていると、傘同士がぶつかることがあります。
そんなときは、
- 少し距離をとる
- 傘を傾ける
- 傘の高さを上下にずらす
などの方法で避けることを教えてあげたいですね。
まずは「できていること」を具体的にほめよう!
こうして書いてみると、傘の使い方にはたくさんのポイントがあります。
でも、最初から全部できる必要はありません。
まずは、
「人がいない方を見て開けてえらかったね」
「傘をまっすぐ持てて上手だね」
「乗る前にちゃんと束ねられてすごいね」
など、できていることを具体的にほめることから始めてみてください。
ほめられた行動は増えていきます。
少しずつ経験を積みながら、お子さん自身が安全な使い方を身につけていけるといいですね。
傘はこれからますます身近な道具に
最近は猛暑の影響もあり、雨の日だけでなく、登下校時の日傘の使用を推奨する学校も増えてきました。
傘を使う機会は、これからさらに増えていくかもしれません。
毎日の生活で使う道具だからこそ、安全に、そして気持ちよく使えるように練習していきたいですね。
少しでも参考になればうれしいです。ぜひ親子で楽しみながら取り組んでみてください。
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