ゲームに負けて大かんしゃく…。そんな時こそ大人の出番です
梅雨の季節になると、なかなか外で遊べない日が増えてきますね。
おうち時間が長くなったり、お出かけ先でも屋内で過ごすことが多くなったりすると、ボードゲームやカードゲーム、スマホゲームやアーケードゲームなど、さまざまなゲームで遊ぶ機会が増えるのではないでしょうか。
そんな時によく聞かれるお悩みのひとつが、
「ゲームに負けた時に怒りが爆発してしまう」
というものです。
泣きわめく、暴れる、物を投げる、人を叩く。
そんな姿に戸惑った経験がある親御さんも少なくないと思います。
大人からすると、
「たかがゲームでそこまで怒らなくても…」
と思ってしまうこともありますよね。
でも、少し考えてみると、大人でもゲームに夢中になったり、思わず大声を出したりすることがあります。
それもそのはず。ゲームは、人が夢中になり、感情が大きく動くように、企業が莫大な時間や資金をかけて作り込んでいるものだからです。
そんなゲームの世界で、子どもたちは単に「勝ちたい」「負けたくない」と思っているだけではありません。
「もっと上手になりたい」
「こうしたらどうなるか試してみたい」
「仲間と協力して成功したい」
そんな向上心や挑戦したい気持ちが背景にあることも少なくありません。
だからこそ、負けた時の悔しさもとても大きくなるのです。
子どもだけの力で約束を守るのは難しい
感情を大きく揺さぶるように作られているゲームに対して、
「〇時になったらやめようね」
「負けても怒らないようにしようね」
という約束を、子どもが一人で守り続けるのは簡単なことではありません。
そこには大人のサポートが必要です。
おすすめしたいのは、ゲームを始める前に、
「もし負けて悔しくなったら、どうやって気持ちを落ち着かせる?」
と話し合っておくことです。
例えば、
・一度その場を離れる
・顔や手を洗う
といった方法がおすすめです。
景色が変わることで気持ちが切り替わりやすくなりますし、顔や手など大きな血管が通っている場所を冷やすことで、興奮した身体を落ち着かせる助けにもなります。
これはゲームに限らず、かんしゃくを起こした時の対処法として覚えておくと役立ちます。
大人にできる大切な関わり
子どもが落ち着いてきたら、ぜひ大人にやってほしいことがあります。
それは、子どもの気持ちを言葉にしてあげることです。
例えば、
「次はこうしたら勝てるかもしれないって確かめたかったんだよね」
「仲間に迷惑をかけたくなかったんだよね」
「それなのに負けちゃって悔しかったよね」
というように。
人は、自分の感情に名前がつくと落ち着きやすくなります。
怒りや悲しみといった強い感情そのものは、悪いものではありません。
大切なのは、その感情をどう扱うかです。
信頼できる大人と一緒に、
「こんなに悔しかったんだ」
「でも落ち着くことができた」
という経験を積み重ねることが、子どもの成長につながります。
そしてその経験は、親子の愛着関係を深めるだけでなく、強い感情が生まれた時に自分で気持ちを整えるための脳の働きも育てていきます。
かんしゃくの奥にある気持ちに目を向けよう
子どものかんしゃくを見ると、つい行動ばかりに目が向いてしまいます。
でも、その奥には「頑張りたかった」「成功したかった」「仲間を大切にしたかった」という気持ちが隠れていることがあります。
私たち大人は、子どもの強い感情の背景にある気持ちに気づける存在でありたいものです。
ゲームでの悔しい経験も、子どもが感情との付き合い方を学ぶ大切な機会。
勝ち負けだけで終わらせず、親子で気持ちに向き合う時間にしていけるといいですね。
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