夏休みの旅行は「大浴場デビュー」のチャンス。遊びながら身につけたい身辺自立とマナー
今日から夏休みというご家庭も多いのではないでしょうか。
旅行の計画を立てているご家庭も多いと思います。たくさん遊んで汗をかいたあとの宿泊先の大浴場は、旅行の楽しみのひとつですよね。
今日は、そんな旅行先での「大浴場での身辺自立」と「マナー」についてお話ししたいと思います。
脱衣場は「服を脱ぐだけ」の場所ではありません
子どもが成長すると、お泊まり保育や自然学校、習い事の合宿など、親と離れて宿泊する機会が増えてきます。
そのような行事でよく見かけるのが、脱衣場で服を脱いだあと、そのまま立ちつくしてしまう子や、脱いだ服をそのままにして歩き回ってしまう子です。
また、お風呂から上がったあとに、脱いだ服と着替えの服の区別がつかず、また同じ服を着てしまったり、汚れた下着や靴下をどう片付けたらいいかわからず散らかしてしまったりする子もいます。
これらは単に着替えができるかどうかだけではなく、「次は何をしたらいいのか」を自分で判断する力も必要になります。子どもにとっては意外と難しいことなのです。
旅行だからこそ練習できること
夏休みの旅行は、将来のお泊まり行事に向けて練習できる絶好の機会です。
例えば、
- どこで体を拭くのか
- 脱いだ服と着る服を分けて置く
- 着替えを置く場所を決めておく
- 汚れた下着や靴下を自分で袋に入れて片付ける
このようなことを、一つずつ子どもに任せながら教えていくことがおすすめです。
家庭のお風呂では経験できないことだからこそ、旅行先での経験が大きな学びになります。
大浴場では「体を洗える」だけでは足りません
大浴場では、体や髪を洗うことができても、周りへの配慮がまだ難しい子もいます。
例えば、
- 立ったままシャワーを浴びる
- シャワーの向きや勢いを気にせず、お湯や泡を周りの人に飛ばしてしまう
こうした行動は悪気があるわけではなく、周りを意識することがまだ難しい子どもによく見られます。
そんなときは、言葉だけで説明するよりも、実際にやって見せながら教えることが効果的です。
例えば、
- シャワーは座って浴びること
- シャワーを出す前にシャワーヘッドを手で持つこと
- 手桶は洗い流したい場所を意識して静かにお湯をかけること
など、一緒にやってみると理解しやすくなります。
もし隣にいるお父さんやお母さんにお湯や泡が飛んでしまったら、「かかったよ」と優しく知らせてあげたり、使い終わったあとは椅子や手桶、泡が付いた壁をシャワーで流すことも伝えられるといいですね。
「できた」より「意識できた」をたくさんほめよう
「何回言ってもわからないから」とあきらめてしまうこともあるかもしれません。
でも、ふるまいは言葉だけで覚えるものではありません。実際にやって見せたり、一緒に手を添えて教えたりすることで、少しずつ身についていきます。
そして、上手にできたかどうかだけではなく、「意識できたこと」を具体的にほめてあげることが大切です。
「よく見ていてえらかったね。」
「シャワーの向きを気にしてくれたから、ママにかからなかったよ。ありがとう。」
そんな言葉が、子どもの自信につながります。
「楽しかった」がいちばんの思い出になりますように
旅行先の大浴場は、広くて気持ちがよく、家族で過ごす特別な時間です。
「〇〇ちゃんと一緒に入る大きなお風呂は気持ちいいね。」
「露天風呂、一緒に入れて楽しいね。」
そんなふうに、お風呂そのものの楽しさもぜひ言葉にして伝えてあげてください。
旅行先でのお風呂は、家庭のお風呂とは設備や使い方が違うことも多く、身辺自立の技術やマナーを学ぶ貴重な機会です。
この経験が積み重なることで、将来、お泊まり保育や自然学校、合宿などでも安心して過ごせるようになります。そして、大人になってからも温泉やサウナを気持ちよく楽しめる力につながっていきます。
今年の夏休みが、ご家族にとって楽しい思い出になるとともに、お子さんの「できた」が少しずつ増える時間になりますように。
そして、旅行先のお風呂で、ご家族みんながリラックスした時間を過ごせますように。
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