子どもの成長を支えているのは、毎日頑張っているあなたです~夏休みこそ、親自身を「具体的にほめ」よう~
夏休みは、子どもの成長を感じる機会がたくさんあります。
いつの間にか一人でできることが増えていたり、今までできなかったことに挑戦していたり。
毎日一緒に過ごす時間が長くなるからこそ、「こんなこともできるようになったんだ」と、子どもの成長を実感することも多いのではないでしょうか。
「〇〇できるようになって、すごいね」
「〇〇できて、本当によく頑張ったね」
そんなふうに、子どもの成長を喜び、具体的にほめてあげることもあると思います。
このブログでも、子どもをほめるときには「すごいね」だけではなく、「何ができたのか」「どんなことを頑張ったのか」を具体的に伝えてあげてください、とお伝えしています。
でも、子どもの成長を喜ぶときに、もう一つ忘れないでほしいことがあります。
それは、子どもの成長を支えてきた「親自身」の頑張りです。
夏休みは、親にとっても大変な毎日
夏休みになると、子どもと過ごす時間が増えます。
その分、親の仕事も増えることがあります。
毎日の食事を考えて、準備をして。
暑い日は熱中症にならないように気をつけて。
子どもの体調を見ながら、遊びに行く場所や予定を考えて。
宿題が進んでいなければ声をかけ、生活リズムが崩れれば整えようとする。
きょうだいがいれば、ケンカの仲裁をすることもあるでしょう。
仕事をしている親であれば、子どもの予定と仕事の調整に頭を悩ませることもあります。
「今日は何を食べさせよう」
「ちゃんと眠れているかな」
「暑いけど外で遊ばせても大丈夫かな」
「宿題は終わっているかな」
「最近ちょっとイライラしているけど、大丈夫かな」
子どものことを考えれば考えるほど、親の頭の中にはたくさんの「気にかけること」があります。
それは、目立つことではないかもしれません。
誰かから「よく頑張っているね」と言ってもらえることも、毎回あるわけではありません。
それでも、子どもの衣食住を整え、健康や安全を守り、悩みながらも子どもの毎日を支えている。
そうした親の毎日の積み重ねがあるからこそ、子どもは安心して成長していくことができるのだと思います。
子どもの成長を喜ぶとき、親自身の頑張りも見つけてほしい
子どもが何かできるようになったとき、私たちはその成長に目を向けます。
「自分で着替えられるようになった」
「前より上手に字が書けるようになった」
「苦手だったことにも挑戦できた」
「お友達に優しくできた」
そんな姿を見ると、「よく頑張ったね」と伝えたくなりますよね。
もちろん、それはとても大切なことです。
子どもが自分の成長に気づき、「自分は頑張ったんだ」と感じられることは、これからの自信にもつながっていきます。
でも、そこで子どもの頑張りだけに注目してしまうのは、少しもったいないのではないでしょうか。
その成長のそばには、毎日子どもを支えてきた親の姿もあります。
子どもが安心して挑戦できるように環境を整えたこと。
失敗しても大丈夫と思えるように見守ったこと。
できないときには手を貸し、できそうなときには少し離れて見守ったこと。
子どもの気持ちを聞きながら、どうすればいいのか一緒に考えたこと。
そして、うまくいかない日があっても、また次の日を迎えたこと。
そうした一つひとつの積み重ねも、子どもの成長を支えているのです。
「具体的にほめる」を、自分自身にも
このブログでは、子どもをほめるときには「具体的にほめる」ことをおすすめしています。
たとえば、
「すごいね」
だけではなく、
「一人で最後まで着替えられてすごいね」
「昨日はできなかったのに、今日は自分から挑戦できてかっこいいね」
「失敗してももう一回やってみてえらかったね」
というように、何を頑張ったのかを具体的に伝える。
そうすると、子ども自身も「自分のこんなところが成長したんだ」と気づきやすくなります。
そして、この「具体的にほめる」は、ぜひ親自身にも向けてほしいと思います。
たとえば、子どもが一人で着替えられるようになったとき。
「〇〇ちゃん、一人で着替えられるようになって、本当によく頑張ったね」
だけで終わらせず、
「〇〇ちゃんが一人で着替えられるようになるまで、毎日声をかけたり、一緒に練習したりしてきた自分もよく頑張ったな」
と、自分自身の頑張りにも気づいてあげるのです。
子どもが苦手なことに挑戦できたときも、
「〇〇ちゃんは苦手だったことに挑戦できて、本当によく頑張ったね」
と子どもをほめる。
そして、
「嫌がる日もあったけれど、焦らず付き合ってきた自分もよく頑張った」
と、自分自身にも声をかけてあげる。
これも立派な「具体的にほめる」だと思います。
「自分の頑張り」を認めることは、甘えではありません
子育てをしていると、「もっと頑張らなければ」と思ってしまうことがあります。
もっと栄養のある食事を作ったほうがいい。
もっと子どもと遊んだほうがいい。
もっと話を聞いてあげたほうがいい。
もっと上手にほめてあげたい。
もっと怒らない親になりたい。
そんなふうに、自分に足りないところを探してしまうこともあるでしょう。
もちろん、よりよい子育てをしたいと思う気持ちは素敵なことです。
でも、できなかったことばかりを振り返っていると、すでにできていることが見えなくなってしまいます。
朝起きて、子どものごはんを用意した。
暑い中、子どもの体調を気にかけた。
仕事をしながら子どもの予定を調整した。
子どもの話を聞いた。
宿題を見守った。
ケンカをした子どもたちの間に入った。
疲れていても、子どもの「おやすみ」に応えた。
そんな毎日の一つひとつも、立派な子育てです。
完璧にできていなくてもいいのです。
迷ったり、イライラしたり、失敗したりしながら、それでも子どもの毎日を支えている。
そのこと自体を、もっと認めていいのだと思います。
この夏、子どもの成長と一緒に「自分の頑張り」も見つけよう
夏休みが終わるころには、きっと子どもたちの中にもたくさんの変化があるでしょう。
できるようになったこと。
挑戦したこと。
少しお兄さん、お姉さんらしくなったところ。
そんな成長を見つけたら、ぜひたくさんほめてあげてください。
そして、そのときにはもう一つ。
子どもの成長を支えてきた自分自身のことも、少し振り返ってみてください。
「〇〇ちゃんが〇〇できるようになったなんて、本当によく頑張ったね」
そして、
「ここまで毎日支えてきた私も、本当によく頑張ったね」
と。
子どもの成長を喜ぶことと、自分自身を労わることは、どちらか一つではありません。
子どもの成長を心から喜びながら、そこまで一緒に歩んできた自分の頑張りも認めていいのです。
誰よりも子どもの成長を支え続けているのは、毎日の生活の中で子どもを見守っている親自身なのですから。
この夏は、子どもに向ける「よく頑張ったね」を、ぜひ自分自身にも向けてみてください。
「今日もよく頑張ったね」
「ここまでちゃんとやってきてすごいよね」
「大変なこともあったけれど、よく頑張ったね」
そんな言葉を、自分自身にもプレゼントしてあげてください。
子どもの成長を支える親自身もまた、誰かに認めてもらっていい存在です。
そして何より、自分自身が自分の頑張りに気づいてあげることも、子育てを長く続けていくために大切なことなのだと思います。
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