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子どもは、親の幸せも願っている

今週も、先週に引き続き「親が自分を労わること」についてお話ししたいと思います。

子育てをしていると、「もっと頑張らないと」「子どものためにできることを増やさないと」と思うことがあるかもしれません。
でも実は、子どもたちは親の様子をとてもよく見ています。

これまでたくさんの子どもたちと出会ってきましたが、子どもたちの言葉の中でとても印象に残っているものがあります。

「パパはいつも疲れている」
「遊んでいても、すぐ寝ちゃう」
「ママは毎日忙しそうで、イライラしている」

子どもたちは、実はとてもよく親の様子を見ています。そして、多くの子が親のことを心配しています。

子育ては、思っている以上に孤独になりやすい

今の日本では、子どもがいる家庭の約8割で母親が働いていると言われています。

地域とのつながりは以前よりも薄くなり、気軽に子育ての悩みを話せる相手が近くにいないことも少なくありません。

その一方で、SNSを開けば、楽しそうで充実した「キラキラした子育て」がたくさん流れてきます。

そんな環境の中で、多くの親御さんが孤立した子育ての中、心も体もギリギリの状態で毎日を過ごしています。それでも「子どもに幸せになってほしい」と願って、一生懸命子育てをしています。

でも、ここで思い出してほしいことがあります。

親が子どもの幸せを願うように、子どももまた、親の幸せを願っています。

親の状態は、子どもにも伝わっていく

前回の記事では、親と子どもの関係の中で起こる「並行プロセス」についてお伝えしました。
簡単に言うと、親の状態は子どもにも影響しやすいということです。

もし親が、自分を労わることもできず、子育てに困っていても誰にも相談できず、毎日の余裕がなくなって笑顔が減ってしまったらどうでしょうか。

子どもはそれを敏感に感じ取り、不安を感じたり、笑顔が少なくなったりすることがあります。
心も体も疲れている親の姿を見ていると、子ども自身も安心して幸せを感じることが難しくなることがあります。

とはいえ、「自分を労わること」に少し抵抗を感じる親御さんもいるかもしれません。

「親なんだから頑張らないといけない」
「自分のことより子どもが優先」

そう思うのは、とても自然なことです。

親が自分を大切にする姿は、子どもへの大切なメッセージ

並行プロセスという視点から見ると、こんなことも言えます。

幸せそうにしている親を見ている子どもは、自分も幸せな気持ちになりやすいのです。

そして、自分を大切にする親の姿を見て育った子どもは、
「自分を大切にすることは大事なんだ」ということを自然と学んでいきます。

3月は、環境の変化が多い時期です。
仕事や保育園、学校など、さまざまな変化の中で忙しく過ごしている方も多いと思います。

どうか、日々子育てを頑張っている親御さんたちが、少しでも自分を労わりながら過ごせますように。

親がほっとできる時間を持つことは、決してわがままではありません。
それは、子どもにとっても大切な安心につながっていくのです。

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