夏休み、「子どもと遊ぶのがつらい」と感じたあなたへ〜PCITのスキルで、親子にゆとりを取り戻そう〜
夏休みや冬休みなど、子どもと一緒に過ごす時間が増える長期休み。
「かわいいんだけど…正直つらい」
そんな声が、ママやパパからセラピストのもとに届く季節でもあります。
特に、未就学〜小学校低学年くらいのお子さんを育てている保護者の方からは、
「ずっと遊び相手をしないといけなくて疲れる」
「家事や在宅の仕事がまったく進まない」
といったお悩みが多く寄せられます。
実は、こうした悩みの背景には、子どもの「親に注目してほしい」という気持ちが隠れていることが少なくありません。
子どもの「かまって」行動は、悪いこと?
子どもが、わざとふざけたり、何度も声をかけてきたり、急に泣き出したり…。
それは、親の気を引こうとしている「注意引き行動」かもしれません。
これは、悪いことではありません。
なぜなら、子どもにとって親からの注目=心の栄養だからです。
しかも子どもは、たとえ怒られたり注意されたりするような「ネガティブな注目」であっても、それを“ごほうび”のように感じてしまうことがあります。
「やめなさい!」と強く言われることで、親の関心を引けたという満足感が得られてしまうのです。
これでは、困った行動がむしろ強化されてしまいかねません。
注目の「先回り」がポイント
そこで役立つのが、PCIT(親子相互交流療法)のスキルです。
PCITでは、子どもの行動を変えるために、まず親に関わり方を学んでもらいます。
その中でも特に基本となるのが、以下の2つのスキルです。
「Don’tスキル」避けた方が良いかかわり方
❌ 命令しない(「こっちに座って!」「お片付けできる?」)
→ なぜ避けたほうが良いの?
親が遊びの提案をし過ぎると、子どもから遊びのリードを奪うことになります。
もし子どもが命令に従わなかったら、遊びが楽しくなくなってしまいます。
❌ 質問しない(「これ何?」「どうしてこうしたの?」「これ紫色で塗っちゃうの?」)
→ なぜ避けたほうが良いの?
質問は回答を求めるので、子どもから遊びのリードを奪うことになります。
質問は子どもの話をきいていない、もしくは遊びに集中していないことを意味します。
質問は子どもの遊び方にダメ出しをしているようにきこえることがあります。
❌ 批判しない(「ダメだよ」「ちがうよ」「やめなさい」)
→ なぜ避けたほうが良いの?
子どもの自信や挑戦する気持ちをなくしてしまいます。
批判は間違いを指摘するだけで、正しい行動を教えることができません。
🌿 まずは、「Don’tスキル」を意識して減らしてみましょう!それだけでも、親子の関係性が良くなりますよ!
「Doスキル」親子の絆を深めるスキル
Doスキルの5つのポイント(PRIDEスキル)
🌟 P(Praise:子どもを具体的にほめる)
→ 「ぬいぐるみを大事に抱っこできて、優しいね」
「パパにもぬいぐるみを渡してくれて、ありがとう」
「お行儀よく座れて、えらいね」
「なでなでしてネンネさせてあげるなんて、良いアイデアだね」
➡ 効果:良い行動を子どもに具体的に伝えることができるので、ほめられた行動が増える!子どもの自尊感情が高まる!親も子どもも良い気持ちになる!
🌟 R(Reflect:子どもの言葉を繰り返す)
→ 子どもが「これおいしそうだよ!」と言ったら「おいしそうだねー」
子どもが「イチゴあまーい」と言ったら「そのイチゴは甘いね」
子どもが「にゅうにゅうつけて食べる」と言ったら「練乳つけて食べるんだね」
子どもが「ママ、これウンチ!」と言ったら「・・・」(不適切な言葉はスルー!)
➡ 効果:子どもに会話のリードをとらせる!子どもは「ちゃんと聞いてもらえてる!」と感じ、発語量が増える♪
🌟 I(Imitate:子どもの行動をまねる)
→ 子どもが積み木を積んだら、親も同じように積んでみる!
子どもだけが積み木を独り占めにしていたら「パパは使い終わるのを待ってるね」
子どもが親の積み木を奪ったら「パパはこっちの青い積み木を使おうっと」
➡ 効果:子どもに遊びのリードをとらせる!遊びに賛同していることを伝える!親が子どもに他の子どもと仲良く遊ぶお手本を示すことができる!
🌟 D(Describe:子どもの行動を言葉にする)
→ 「太郎君は青い車を持っています」
「太郎君は青い車を飛ばせています」
「飛行機にぶつけようとしているんだね」(想像は✖)
「飛行機にこんにちはしようとしてるのかな?」(質問は✖)
➡ 効果:子どもに遊びのリードをとらせる!子どもは親が自分の遊びに注目してくれていると感じ、安心感や集中力が高まる😊
🌟 E(Enjoy:一緒に楽しむ!)
→ 笑顔・アイコンタクト・拍手・優しく背中をなでる・・・
➡ 効果:親の楽しさを表現することで、遊びのあたたかみが増す♪はじめは演技でもOK!心は後からついてきます!まずは「特別な遊びの時間」を毎日楽しく続けることを大切に!
🌿 これらの「Doスキル」を使うと、子どもに受け止めやすい愛情の伝え方ができるようになりますよ!
こうしたスキルを使うことで、子どもは「ちゃんと見てもらえてる」と感じられ、満足感が生まれます。
するとどうなるの?
親から十分にポジティブな注目を受け取った子どもは、
無理に気を引こうとする必要がなくなり、落ち着いて一人遊びができるようになります。
つまり、親がずっとつきっきりで遊ばなくてもよくなるのです。
ちょっと離れた場所で家事をしていても、子どもは満足して過ごせる時間が増えていきます。
毎日の「特別な5分間」がさらに効果的
この効果をさらに高める方法として、PCITでは「1日5分の特別な遊び時間」を日常に取り入れることを勧めています。
これは、テレビもスマホも使わず、兄弟姉妹も入れず、子どもと1対1でじっくり向き合う時間です。
この5分間にDoスキルをたっぷり使うことで、子どもは「親にちゃんと大事にされている」と実感できます。
その安心感が、日中の行動にも良い影響をもたらしてくれます。
最初は「完璧」を目指さずに
もちろん、最初から全部うまくできなくても大丈夫。
まずは「1日5分だけでも、子どもリードで遊ぶ時間をつくってみる」ことから始めてみましょう。
親にとっても、子どもにとっても、心が少し軽くなる夏休みになりますように🍀
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