お迎えで逃げ回るわが子~どうして?どうしたらいい?~
保育所や幼稚園へ行くのを嫌がったり、朝の別れ際に大泣きされたりするのは、本当につらいものです。
けれど、実はそれと反対のパターンで悩んでいる親御さんも少なくありません。
お迎えに行くと、
- 「まだ遊ぶ!」
- 逃げ回る
- 連れて帰ろうとするとかんしゃくを起こす
一刻も早く帰宅して、夕食やお風呂、寝る準備をしなければいけないのに、「待って!早く帰るよ!」と追いかけることになる。
心も体も、ぐったりしてしまいますよね。
でもまず知っておいてほしいのは、これは「親が嫌いだから」「家に帰りたくないから」という理由で起きていることは、実はあまり多くないということです。
では、なぜ起きるのでしょうか。
理由1:注意引き行動
子どもにとって、お迎えの時間は「今日いちばん親が自分を見てくれる時間」なのかもしれません。
スムーズに帰ってしまったら、その特別な時間はすぐ終わってしまう。
だからこそ、逃げたり、ぐずったりして、少しでもその時間を引き延ばそうとしている可能性があります。
これは困らせたいわけではなく、「もっと見てほしい」というサインなのです。
理由2:試し行動
「自分が逃げても、ちゃんと追いかけてくれるかな?」
そんな気持ちからくる行動のこともあります。
これは、安心を確かめるための行動です。
理由1と重なっていることも少なくありません。
理由3:こだわり行動
親がお迎えに来たら、
- 滑り台を〇回滑る
- 園で飼育している亀さんを気が済むまで見る
- 花壇に〇回水やりをする
など、その子なりの「帰る前の儀式」がある場合もあります。
大人から見ると突然に見えても、子どもの中ではちゃんとルールがあるのかもしれません。
では、どうしたらいい?
ここからは、子どもの気持ちを大切にしながらも、行動を改善していく方法です。
1.見通しを伝える
いきなり「帰るよ!」ではなく、予告をします。
- 「長い針が〇に来たら帰るよ」
- 「滑り台を〇回滑ったら帰るよ」
あらかじめゴールを示すことで、子どもは心の準備ができます。
「予測ができない」「突然終わる」のが一番つらいのです。
2.感情を言葉にする
行動を止めようとする前に、気持ちを代弁してみましょう。
- 「ママ早く来てって、お迎えを待ってたんだよね」
- 「まだパパに〇〇ちゃんが遊んでいるところを見てもらいたいんだよね」
そう言われると、子どもは「わかってもらえた」と感じます。
それだけで落ち着くことは本当に多いのです。
3.“帰った後のお楽しみ”を提案する
降園しぶりは、実は
「一日がんばってエネルギータンクが空っぽ。
大好きなママ(パパ)と一緒にポジティブな気持ちになって、エネルギーを補給したい!」
という理由で起きていることがとても多いのです。
だからこそ、
「帰ったら一緒に〇〇しよう。きっと楽しいよ」
と提案してあげてください。
その子にとって“安心がチャージされる時間”を約束してあげるのです。
たった5分で変わることもある
あるご家庭では、帰宅後すぐお風呂に入り、
その中で5分間だけ、PCITで大切にしている「PRIDEスキル」を意識して、たっぷり関わる時間をつくりました。
お風呂用のおもちゃで遊びながら、
- 行動を具体的にほめる
- 子どもの言葉をくり返す
- 遊びを描写するように実況中継する
そんな「特別な遊びの時間」を毎日続けただけで、1週間ほどで降園しぶりがほとんどなくなったお子さんもいます。
長時間遊んだりする必要はありません。
大事なのは「短時間でも、濃くつながる時間」です。
最後に
お迎えで逃げ回られると、本当に疲れます。
時間に追われていると、なおさらです。
でもその行動の奥には、
「もっと見てほしい」
「ちゃんとつながっていたい」
「安心したい」
そんな気持ちが隠れていることが多いのです。
叱る前に、引っ張る前に、
ほんの少しだけ立ち止まってみてください。
帰り道が、親子のバトルの時間ではなく、
一日のがんばりをねぎらう時間になりますように。
PCIT(子育て支援)と発達検査(発達支援)で子育てをサポート!
かんしゃく・イヤイヤ・言うことをきかない・・・こんなお悩みありませんか?
インターネットPCITランタンは、PCIT(子育て支援)と発達検査(発達支援)で、あなたの子育てに伴走します!
■土日・祝日・平日夕方も対応可能!
■訪問発達検査も実施中!
ぜひお気軽にご相談ください。
★お問い合わせはこちら→インターネットPCITランタン お問合せページ
次回のブログもお楽しみに!