「一番じゃないと大騒ぎ!」〜勝ち負けにこだわる子どもの気持ち〜
先日、ある保護者の方からこんな相談を受けました。
「うちの子、園や家庭でゲームをしていて、一番になれないと大騒ぎするんです。負けると泣いたり怒ったり…どうしたらいいのでしょうか?」
実はこうした姿、認知発達年齢が4歳ごろのお子さんにはとてもよく見られることなんです。
「勝ち」「負け」がわかるようになると…
4歳頃になると、子どもは「勝ち」「負け」の概念がわかるようになります。そして、負けると悔しいという気持ちも自然に芽生えてくるのです。
この時期の子どもによく見られるのが、「一番じゃないと気が済まない」「勝たないと泣く・怒る」といった行動。保育や発達支援の現場では、通称「一番でなければ気が済まない病」——略して「一番病」と呼ばれることもあります😊
困った行動?それとも成長の証?
一見すると困った行動に思える「一番病」ですが、実はこれ、子どもが“比べる”という認知の力を獲得し始めた証拠でもあるのです。
3歳前後になると、子どもは「大きい・小さい」「多い・少ない」といった比較の概念を理解しはじめます。そして4歳ごろには、“目に見えない”社会的な上下関係にも目を向けられるようになります。
このような心の発達が、「勝ちたい」「負けたくない」「あの子がズルした」といった感情や行動につながっていくのですね🌱
ルールは理解していても、まだ未熟な部分も
この時期の子どもは、ルールを理解しはじめますが、まだ完璧ではありません。
たとえば、自分がルールを破っているのは気にしないのに、他の子のルール違反には敏感に反応して怒る、突き飛ばしてしまう…といったトラブルになることも。
これは、他人の行動に目が向けられるようになってきたからこそ起こる現象なのです。
「審判係」「応援係」が効果的!
そんな時期のお子さんには、「勝ち負けのゲーム」に直接参加させるのではなく、審判係や応援係などの“役割”を与えてみてはいかがでしょうか。
セラピストとして関わったあるお子さんは、応援用の旗やポンポンを持ってもらうようにしただけで、ゲーム中のトラブルがぐっと減ったことがありました🎌
役割をしっかり果たしているときは、
「係のお仕事してくれて助かるよ」
「〇〇ちゃんが応援してくれると嬉しいな」
と具体的にほめてあげましょう。
ほめられた行動は自然と増えていきます✨
「勝ち負けだけが大事じゃない」ことを伝える
「勝つこと」だけに価値があるわけではないことを、子どもに少しずつ伝えていくことも大切です。
たとえば負けた子には、
「くやしかったね。でもルールを守って頑張ってたところがカッコ良かったよ」
負けたチームには、
「負けちゃったけど、お友だちにやさしくできてたね。素敵だったよ」
といった声かけを通して、いろいろな“価値”があることを伝えていきましょう🌼
気持ちを切り替える“ことば”を覚える時期
3〜4歳は、言葉で行動を切りかえることができるようになる時期でもあります。
「ざんねん」「しかたない」などの簡単な言い聞かせの言葉を覚えてもらうと、行動を切りかえる助けになります。
最初は大人が、
「悔しかったよね」「うんうん、でもしかたないね」
と気持ちに寄り添ってあげることが大切です💬
「困った行動」ではなく「成長の一場面」として見る
負けて大騒ぎしたり、一番でないと怒ったりする子どもの姿は、たしかに困ることもあります。
でもそれは、「いま、子どもが成長している証なんだ」と思えると、少し見方が変わってくるかもしれません。
この時期を丁寧に乗り越えていくと、やがて子どもは——
・他者の気持ちに気づける
・自分の得意・不得意を受け止められる
・勝ち負け以外の価値観をもてる
・人と協力し合えるようになる
そんな姿へと育っていくのです🌟
子育ての中で「一番じゃなきゃイヤ!」という時期に向き合うのは、なかなか大変なことかもしれません。でも、その奥にある「育ちのプロセス」に気づけると、親としての関わり方にも少し余裕が生まれるかもしれませんね😊
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