子どもの病院受診がつらい時にできること
急に冷え込むようになり、インフルエンザなどの感染症が広がりやすい季節になりました。
この時期、小児科や耳鼻科、予防接種などの受診で「どうやって連れて行こう…」と悩むママ・パパは多いと思います。発達に特性のあるお子さんの場合は、病院そのものが不安の種になりやすく、受診のハードルがさらに高く感じられることもありますよね。
子どもにとって「何が起こるのか分からない」というのは、大人以上に大きな不安につながります。でも、見通しが持てたり、安心できる準備ができたりすると、怖さは少し小さくなるものです。
今回は、病院受診や治療を強く嫌がる子どもにどう寄り添えばいいのか、そのポイントをまとめてみました。
大切にしたい3つのポイント
- 子どもにできるだけ嘘をつかないこと
- 子どもの気持ちを否定せず、受け止めること
- 病院スタッフと協力して、安心できる環境をつくること
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嘘をつかずに、分かりやすく伝える
「おもちゃを買いに行くよ」など、本当とは違う言い方で外出に誘うのは、子どもを思ってのことでも、結果的には不安を強めてしまうことがあります。外出自体が怖くなる、今後の医療行為全てを拒否するようになってしまうこともあるからです。
2歳~7歳くらいの発達段階の子どもには、ぬいぐるみやおもちゃを使って遊びながら伝えるのがおすすめです。
ぬいぐるみに診察を受けさせながら「〇〇ちゃんもこんな感じだよ」「くまちゃんも頑張ってるね」と声をかけると、子どもが状況をイメージしやすくなり、不安もやわらぎます。
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子どもの「イヤだ!」をそのまま受け止める
子どもが「イヤ!」「したくない」と言ったとき、つい「イヤじゃない!」「しなきゃだめ」と言いたくなりますが、気持ちを否定されると、余計に不安が膨らんでしまうことがあります。
たとえごっこ遊びの中でも、その気持ちをしっかり受け止めることが大切です。
- 「イヤだよね。でも元気になるために必要なんだよ」
- 「ママ(パパ)もずっとそばにいるからね」
- 「手をにぎってるよ。終わったらぎゅっと抱っこしようね」
こんなふうに、気持ちをわかってあげながら、安心できる言葉を添えてあげると、子どもの心が落ち着きやすくなります。
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病院といっしょに“安心の作り方”を考える
待ち時間が分かる病院だったり、発達に特性のある子どもへの対応に慣れている病院だったり、地域の情報を集めておくとスムーズです。
受診の際には、次のようなことを相談しておくと、子どもにとっての負担が減りやすくなります。
- 「治療の流れをあらかじめ教えていただけると落ち着きます」
- 「説明は必要ですが、不安が大きくなりやすいので短めにお願いします」
治療中に泣いたり動いたりしてしまっても後で責めないようにしましょう。終わったあとに「できた」という感覚を積み重ねていくことで、病院への不安が少しずつ小さくなり、医療者への信頼も育っていきます。
発達に特性のあるお子さんには視覚的なサポートが役立つことも
写真つきの手順カードや、病院の流れを絵で示した絵本は、見通しが立ちやすく、とても心強い味方になります。
たとえば注射なら、
- ママ(パパ)のひざにすわる
- うでをだす
- ちゅうしゃするばしょをアルコールでふく
- 5かぞえる
- ばんそうこうをはる おしまい!
このような流れを写真やイラストと一緒に見せておくと、子どもが状況をイメージしやすくなり、不安がぐっと減ります。
終わったあとに「具体的にほめる」ことが一番大切
受診が終わったら、ぜひ具体的にほめてあげてください。泣いてしまったことを責める必要はまったくありません。
- 「痛かったのに、よく頑張ったね」
- 「怖かったと思うけど、お医者さんのいうことをきけてえらかったね」
- 「前よりもじっとできる時間が長くなってすごいよ」
こうした言葉は、子どもの自信や「頑張れた」「乗り越えられた」という自己肯定感につながります。
小さな成功の積み重ねは、将来の健康管理や身の回りの自立にも良い影響を与えてくれます。
おわりに
耳鼻科や歯科の受診や、採血や予防接種といった痛みを伴う医療行為は、大人でも気が重くなることがあります。
それなら、小さい子どもや発達に特性のある子どもにとって、どれほど大きな勇気が必要かは想像しやすいですよね。
子どもの性格や発達、特性によって、合う方法はひとりひとり違います。これが絶対の正解というものではありませんが、少しでも気持ちが軽くなるヒントになればうれしいです。
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