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「食べない」「立ち歩く」…それ、本当に好き嫌いだけ?

子どもの食事の相談というと、「好き嫌いが多くて…」という声をよく耳にします。
でも実際には、それ以上に多いのがこんな悩みです。

  • 食事中にすぐ立ち歩いてしまう
  • 量をほとんど食べない

親御さんからは、
「うちの子は、食べることに興味がないみたい」
「お腹は空いているはずなのに…」
そんな言葉がよく聞かれます。

そして続くのが、親自身を責める言葉です。

「私の料理がおいしくないから?」
「育て方が悪かったのかな」
「共働きだから仕方ないのかも」

でも、これまでいろんな親子さんを見てきた経験から言うと、親が原因だったケースは、ほとんどない印象です。

子どもの食事の悩みは尽きないけれど

子どもの食事の悩みは本当にさまざまですし、対応策もたくさんあります。
その中で、今日はとても基本的だけれど、見落とされがちなポイントについてお話しします。

それは、子どもの体格に合った椅子と食卓です。

実はこれだけで、
・食事中の立ち歩き
・少食
が改善したケースを、私は何度も見てきました。

今回は、歩けるようになった1歳半以降の子どもを対象にしたお話です。

椅子選びの合言葉は「90-90-90」

まず大事なのは椅子です。
ポイントはとてもシンプルで、

  • 足首
  • 股関節

この3つの角度がすべて90度になること。
「90-90-90」と覚えてください。

そしてもう一つ、とても大切なのが、足の裏が床(または足台)に全部ついていることです。

もし椅子が体格に合っていない場合は、買い替えなくても大丈夫です。

  • タオルやクッションを敷く
  • 牛乳パックで足台を作る

こうした工夫で、十分に調整できます。

ずり落ちやすい子には、こんな工夫も

筋緊張が弱くて、お尻が座面からずり落ちやすい子どももいます。
その場合は、

  • 椅子の座面に滑り止めシートを敷く

これだけでも、姿勢が安定しやすくなります。

また、
「ここに足を置くよ」と言葉で伝える代わりに、
足の裏をつけてほしい場所に足形のマークを貼るのも、子どもにはとても分かりやすい方法です。

食卓の高さも、実は重要です

次に食卓の高さです。

目安は、子どものおへそと乳頭の間
肘から先が、自然に食卓に乗るくらいが、いちばん食べやすい高さです。

高すぎても低すぎても、食べにくさにつながります。

子どもにとって「座って食べる」は難しい

ここで、ぜひ知っておいてほしいことがあります。

6歳くらいまでの子どもは、体の動きを止めることがまだ得意ではありません。
さらに、2つのことを同時にするのも難しい時期です。

つまり、

  • 姿勢を保ちながら座る
  • 食べる

この2つを同時にやることは、大人が思っている以上に大変なのです。

姿勢が安定しないままでは、「食べること」に集中できなくて当然なのです。

姿勢が整ったら、次は「関わり方」

体格に合った椅子と食卓を整えることで、
子どもは「座りやすく」「食べやすく」なります。

そこにもう一つ、
親の関わり方が加わると、
子どもの望ましい食事中の行動は、さらに増えていきます。

ここで役立つのが、PCIT(親子相互交流療法)で大切にされている「PRIDEスキル」です。

PRIDEスキルは、
「できていないことを直す」ためのものではなく、
「できている行動を増やす」ための関わり方です。

食事の場面でのPRIDEスキルの使い方

具体的にほめる(Praise)

子どもが椅子に座ったら、
「ちゃんと座って!」ではなく、

「足の裏をくっつけて座れてかっこいい!」

と、何が良いのかを具体的にほめます。

子どもは、「この座り方がいいんだ」と理解し、同じ行動を繰り返しやすくなります。

子どもの言葉を繰り返す(Reflect)

子どもが
「お肉おいしい」
と言ったら、

「お肉、柔らかくておいしいね」

と、子どもの言葉をそのまま繰り返します。

質問や評価をしなくても、
「聞いてもらえた」という安心感が、食事への集中につながります。

まねをする(Imitate)

子どもがにんじんを食べたら、

「じゃあパパもにんじん食べよう」

と、大人も同じ行動をします。

大人がまねをすることは、
「その行動、とてもいいね」という強いメッセージになります。

行動を言葉にする(Describe)

子どもがスプーンを手に取ったら、

「○○ちゃんがスプーンを持ちました」

と、実況中継のように伝えます。

これだけで、
今できている望ましい行動が、子どもにもはっきり伝わります。

一緒に楽しむ(Enjoy)

子どもがママを見て笑ったら、
目を合わせて、同じように微笑み返します。

そして、

「○○ちゃんと一緒に食べるの、ママ大好き」

と、気持ちを言葉にして具体的にほめられたらパーフェクトです。

「ちゃんと食べさせなきゃ」よりも、
「一緒に食べるって楽しい」が伝わることが、何よりの土台になります。

できることから、ひとつずつ

体格に合った椅子と食卓。
そして、PRIDEスキルを使った温かい関わり。

どちらも、完璧にやる必要はありません。
まずは、できることを一つだけやってみてください。

親子の食卓が、
注意や心配の時間ではなく、
安心して過ごせる、楽しい時間になりますように。

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