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子どもの「嘘」って心配?5〜7歳頃によくある理由とPCITの関わり方

夏休みが終わり、2学期が始まる9月ごろ、「うちの子、嘘をつくようになって…」という相談をよく受けます。遠足や運動会、発表会など行事が続くこの時期は、子どもにとっても心身の負担が増えやすいタイミングです。そこで今回は、意図的に嘘をつくようになる5〜7歳(年長〜小学校低学年)で見られる“すぐにバレてしまう嘘”がなぜ起きるのか、その背景とPCIT(親子交流療法)の視点からの関わり方をわかりやすくまとめます。

よくある嘘の例

  • 「今日の宿題は?」に「宿題はない」と答える
  • 見慣れない持ち物を持ってきて「どうしたの?」と訊くと「友達にもらった」と言う
  • きょうだいを叩いて泣かせてしまったけど「知らない」「勝手に泣いた」と言う

どちらも大人にはすぐにわかってしまう嘘ですが、子どもには理由があります。

この年齢の“嘘”の背景にあること

5〜7歳ころは、社会性が発達するとともに、この年齢特有の認知面での特徴が見られる時期です。嘘が出やすい主な理由は次の通りです。

  • 短期記憶が未発達で、とっさに思いついたことを口にしてしまう。
  • 比較参照能力が高まる(友達を見て「いいな」「負けたくない」と感じる)。
  • 親を心配させたくない自分をよく見せたいかまってほしい疲れて楽をしたい、などなど。

つまり「嘘」は必ずしも「悪意」ではありません。

親の言葉かけが与える影響(PCITの視点から)

PCIT(親子相互交流療法)では親の関わり方が子どもの行動に大きく影響すると考えます。とくに次の点に注意すると、嘘の発生や定着を防げます。

  • 「Don’t」スキル(命令・質問・批判)を多用しすぎていないか
    例:「なんでしないの?」「どうしてこんなことしたの?」「早く!」「だめ!」などのPCITでいう「Don’t」スキルが常にあると、子どもは「本当のことを言うと怒られる」と感じ、嘘をつくことを選ぶことがあります。
  • 最初の成功体験で「嘘が学習」されることがある
    小さな嘘で目的(注目を得る、楽をするなど)が叶うと、その行動が繰り返され、やがて罪悪感が薄れていってしまうことがあります。

嘘を見つけた時の対応方法

  1. まず感情に寄り添う
    「そうだったんだね。〇〇だと思ったんだね」と声をかけ、子どもの気持ちを受け止めます。子どもの言葉を繰り返したり(Reflect)、温かいアイコンタクト・優しく背中に手を添える(Enjoy)なども安心感につながります💓
  2. 正直に話せたことを具体的にほめる(PRIDEの応用)
    「具体的にほめる(Praise)」はPCITで使う「PRIDE」スキル(Praise・Reflect・Imitate・Describe・Enjoy)の1つです。
    例:「本当のことを言ってくれてありがとう」「正直に伝えてくれてうれしい」と具体的に伝えます。これにより“正直でいること”が報われる経験になります。
  3. 理由を一緒に振り返る(責めない)
    なぜその場で嘘をつくことを選んだのかを、一緒に振り返ります。子どもは自力で感情と出来事を結びつけづらいため、1.の対応方法同様、親が優しく寄り添って導くことが必要です。
  4. 次にどうするかを一緒に決める
    友達に謝る、先生に話す、持ち物を返すなど、具体的な行動プランを考えます。子どもの不安を減らすため、親が教師と連携しておくと安心です。
  5. 行動できたら必ず具体的にほめる
    謝ったり先生に報告したりできたら、結果に関わらず「勇気を出してやってみた」ことを具体的にほめましょう!✨成功体験が嘘を減らすことに繋がります。

日常でできる予防策(1日5分でできること)

  • 毎日5分の「特別な遊び」を取り入れる(子ども主導で遊ぶ時間)ことが効果的です。親子の愛着関係を育て、子どもが安心して外であった出来事や感情を話せる基盤を作ります。
  • PRIDEスキルを意識した関わり:子どもが良い行動をしたときに具体的にほめる(Praise)、子どもの言葉を繰り返す(Reflect)などのスキルを使って、日頃から自己肯定感の種を蒔き続けましょう🌱
  • 質問・命令・批判の頻度を見直す:特に、子どもの嘘に気付いて驚いたり、叱りたい気持ちがヒートアップしそうな場面では、声かけのトーンや言い方を変えてみるだけでも違いが出ます。

最後に ~ 嘘は“サイン”でもある

子どもの嘘は、行動そのものよりもその裏にある感情や環境を示しています。叱るだけでは問題は深まることが多く、まずは「感情を受け止める」「正直に話せたことを肯定する」ことが大切です。PCITで大切にする特別な遊びの時間や具体的なスキル(PRIDEスキルなど)は、嘘を減らし、子どもが安心して本当のことを話せる家庭をつくる力になります。

「特別な遊び」について詳しく知りたい方はこちらの記事へ💡

行事が多くて忙しい2学期ではありますが、子どもの成長を見る機会が多い2学期でもあります。PCITのスキルが日頃の子育てのお役に立ちますように!応援しています 😊

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