衣替えがうまくいかないときに大切にしたいこと
朝晩の気温差が大きくなり、ようやく秋らしくなってきましたね。
この季節になると、「衣替えがうまくいかない」「上着を着たがらない」「暑くても上着を脱がない」といったご相談をよくいただきます。
服の調整ができるようになってくるのは、一般的には4歳頃から。
気温の感じ方や服の好みは人それぞれなので、成長とともに自然に身につくことも多いです。
けれども、こだわりが強かったり、感覚が過敏なお子さんの場合は、少しずつ“練習”の機会を作っていくことで、無理なく身につけていけることがあります。
まずは「言うことをきく」練習から
「この服を着てください」「上着を脱いでください」といった指示にお子さんが応じられない場合は、服の問題の前に“言うことをきく”練習から始めてみましょう。
最初は服とは関係のない簡単なお手伝いからが安心です。
たとえば「リモコンをママに渡してください」「ティッシュを1枚パパにください」など。
できたときには、「言うことをきいてくれてありがとう」と、指示に従ったことを具体的にほめてあげましょう。
こうしたやり取りを積み重ねることで、「言うことをきくと、ほめられていい気持ちになる」という経験が増えていきます。
感覚が気になる子には「10数えるまでの約束」で練習を
首まわりがしまる感覚や、チクチクする素材が苦手なお子さんもいます。
そんなときは、無理に我慢させるのではなく、少しずつ慣れる練習を。
たとえば「赤白帽子を10数えられるまでかぶってみよう」など、時間を区切って挑戦してみましょう。
10数える間だけならがんばれる、という経験を重ねていくうちに、だんだんと身につけていられる時間が延びたり、「約束の時間は我慢できた!」という自信につながります。
必要に応じて、園や学校にも「この素材なら大丈夫です」「下にTシャツを重ねると着られました」など、工夫を相談してみるのも大切です。
「お決まりの場面での練習」を積み重ねていく
指示に応じられるようになったら、次は“場面に応じて服を調整する”練習へ。
たとえば寒い日に出かける前に、「今からお出かけするよ」「お外は寒いからジャンパーを着ようね」と伝えます。
何度か繰り返すうちに、「お出かけする=ジャンパーを着る」という流れが少しずつ身についていきます。
言葉だけでは分かりにくいお子さんの場合は、親が目の前で上着を着る姿を見せるのも効果的です。
“見てわかる”お手本は、子どもにとって大きな助けになります。
「寒い」「暑い」を知るところから
お決まりの場面での調整ができるようになったら、次は自分で「寒かったら着る」「暑かったら脱ぐ」ができるようになってほしいですね。
そのためには、まず「寒い」「暑い」といった感覚を知ることが大切です。
「うわー風が冷たくて寒いね!」「暑いねえ、汗かいてるよ」と、大人が言葉で伝えることで、子どもは感覚とことばを結びつけていきます。
最初は「言われたから着ようかな(脱ごうかな)」という反応でもかまいません。
繰り返すうちに、子ども自身が寒暖を感じ取れるようになっていきます。
そして脱ぎ着をしたときには、「あったかくなったねぇ」「涼しくなって気持ちいいね!」と、服を調整することで“心地よくなった”という感覚も言葉にして伝えていきましょう。
これが「服を調整するって、いいことなんだ」と感じる第一歩になります。
特別な場面の服にも慣れていこう
劇の発表会や音楽会、冠婚葬祭など、特別な場面での服装も悩みの一つです。
役の衣装や式の礼服など、普段着慣れない服を着ることを嫌がるお子さんも多いでしょう。
そうした場合は、着る日が決まっていることが多いので、少しずつ慣れるための“練習計画”を立てておくと安心です。
「この日は5分だけ着てみよう」「来週は10分着てみよう」と、短い時間から始めていきましょう。
着られたときには「よく頑張って着られたね!」「〇分間も着ていられてすごいね!」と、できたことを具体的にほめてあげることが大切です。
PCITポイント:良い行動を具体的にほめて、気持ちを伝える
お子さんが自分から上着を着たとき、少しでも我慢して帽子をかぶれたときには、「上着を着てくれてありがとう」「少しチクチクしたけど頑張って着てえらかったね」と、行動を具体的にほめて伝えましょう。
PCIT(親子相互交流療法)では、「できたことをすぐに、具体的にほめる」ことが、子どもの意欲と自信を育てると考えます。
「自分で考えて動けた」「頑張ったことを認めてもらえた」経験が積み重なることで、服の調整だけでなく、日常生活全体での“自立の力”が育っていきます。
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